四十肩がラクになりました
4ヶ月位前に、右肩を動かすと奥の方に鈍痛がありました。
「多分、四十肩・五十肩と言われる症状だろう。」とタカをくくって、放置していたところ、徐々に痛みが増して可動域がどんどんと狭くなってきました。
ついには、前後、斜めとも可動域が30度位しか回らなくなり、左の胸ポケットたばこがの物も取れない位に、固まってしまい日常生活にも支障が出る程に・・・
しかも、何かの拍子に軽くでも捻ったり、肩に負担がかかると、電気が走ったかのような「激痛」に悩まされるようになり、受診することにしました。
先生に症状を説明し、肩を中心に診て貰ったところ、「主幹部の筋肉がガチガチに固まっていて、肩が動かせないのを放置したので、周りの他の筋肉も緊張状態になっている。」とのこと。
時間をかけてゆっくりほぐしてもらい、周りの筋肉はほぐれたものの、さすがに主患部の筋肉は完全にはほぐれなかったらしいです。(ま、私が痛がったせいもありますけど(笑))
それでも痛みは随分軽減され、各方向に90度以上は回るようになり、日常生活も随分しやすくなりました。
また、自宅でのケアやストレッチについても教えてもらい、今は風呂上がりの、肩が温まっている時に少しずつ可動域を広げる努力をしています。
会社員 46歳 男性
院長のコメント
40代半ばの、いわゆるメタボとは無縁の、スマートな男性。
今まで何事もなかったのに、ある日肩を動かそうとしてひっかかりを感じる。
まあそのうち治るかと気にもとめなかったのが、次の日もあくる日もやはりひっかかる。
むしろ、痛い角度がある、腕を上げようとすると痛みで上がらない。焦りますよね。
いわゆる『四十肩、五十肩』の症状の始まりです。『老眼』とならんで症状名が残酷です。
筋肉は伸縮が自在でこそ、その機能を果たします。
それが、伸ばそうとするとストッパーが懸かったかのように伸びない。
縮まらないといけないときに、つっかえ棒をいれたかのように縮まない。
無理に動かそうとすると痛みを伴うが、じっとしているなら何も痛まない。
だからなるべく動かさない。
仕事に集中していると肩のことなど忘れていられるから、無かったことにしたいのに、おそるおそる動かすと・・・やっぱり痛いのです。
さらに残念なことに、痛みのために動かさない関節は、さらに固まってきます。
まるで『ギプス固定』したかのように。
すると、2次災害のように他の症状も起きてきます。
首や他の部分にも痛みが出たり、夜間の疼きが出て眠りづらくなったり。
不思議なことに、『四十肩、五十肩』はある日突然、嘘のように治ります。
ただその日が、いつになるのか、明日?来週?1ヶ月?半年?1年後?
長引くケースもあります。
痛みから目をそらさずに、早めにケアされることをおすすめします。