触れただけで体の不調を当てられてビックリ

患者さんの声

脈をとっただけで「冷え症で貧血気味ですね。」と言われてビックリ。
一日中パソコンの前に座っているので肩こりは自覚していたのですが、他にも色々と弱っている部分を指摘されました。
自分でも気付かないうちにストレスが溜まってるんですね。
「効いてるのかな?」て感じる位ソフトな指圧でしたが、体がじわ〜っと温かくなる様な感覚でした。
終わった後はスッキリして視界が明るくなった様な気がします。
体の不調に慣れていたせいか、自分では気付いていなかった体の不調を知る事が出来てよかったです。

 

会社員 31歳 女性

 

院長のコメント

診断や治療には、典型が必要になります。
漢方の証の立て方(これは、漢という国の医療方法における診断方法という意味です。)には、人の体質や病状に対して、表裏、寒熱、虚実、陰陽という分類をあてはめようとします。
この患者さんの場合は、寒・虚・陰というイメージが、お話を伺っているだけで浮かびました。
実際に触診すると、ほぼイメージ通り、典型的だったので、ふさわしいと思われる施術を短時間行いました。
このような場合には「力み」は全く無用で、「気」を込めて手の温度を上げて、「補う」目的の指圧をします。
典型を多く知ることは、『力』になります。
ただし、こだわりすぎると『誤り』の種を含む、諸刃の剣にもなります。