食べ過ぎると肩がこる・背中が痛い?東洋医学で原因を解説&今すぐできる対処法
住之江区で整体・指圧を行う谷本指圧治療院です。
『食べ過ぎると肩がこる、あるいは腰や背中が痛くなるんですか?』
当院に来院される患者さんから、このような質問をいただくことがよくあります。
結論から申し上げると、『こる(痛む)場合があります。』
食べ過ぎは、単なる胃もたれや体重増加だけでなく、実は肩こりやその他の身体の不調にまで影響を及ぼすことがあるんです。意外に思われるかもしれませんが、東洋医学では古くから「胃と脾は万病の元」と言われるように、消化器系の働きと全身の健康状態は密接に関わっていると考えられています。
この記事を最初に書いてから10年が経ちますが、開業30年、延べ6万人以上の患者さんを診てきた現在でも、『食べ過ぎによる肩こりや背中の痛み』で来院される方は後を絶ちません。
今回は、なぜ食べ過ぎが身体の不調を引き起こすのか、そのメカニズムと当院が提唱する対処法を分かりやすく解説します。
「食べ過ぎ」と身体の痛みの関係
食べ過ぎが身体の痛みにつながる例は少なくありません。
背中の強い痛み
例えば、膵炎の既往がある患者さんは、つい食べすぎると背中に強い痛みが出ておられます。
翌朝の背部痛
また、長年糖尿病と付き合われている方も、仕事上の会食などでダラダラ食べてしまうと、次の朝に背中の痛みが出るといった経験をされることがあります。
これは消化器への負担が、直接的あるいは間接的に身体の特定の部位に痛みとして現れる典型的なケースです。
ストレスによる腰痛
先日来院された腰痛の患者さんも、詳しくお話を伺うと、原因はストレスから来る「ダラダラ食べ」でした。
ストレスを感じると脳の満腹中枢が麻痺し、無意識のうちに食べ物を口に運び続けてしまいます。すると胃腸の疲労はピークに達し、その負担が「体表(背中や腰の張り・痛み)」となって現れるのです。
どれくらい食べたら「食べ過ぎ」?
「どれだけ食べたら食べ過ぎなのか?」という問いに明確な答えはありません。それは、個人の体質や生活習慣によって大きく異なります。
大食いを芸にできる人もいれば、粗食で健康を維持する修行僧もいます。国によって一人前の量に大きな差があるように、「食べ過ぎ」の基準は非常にパーソナルなものなのです。
量だけでなく、食べる時間、いつ食べるのか、急いで食べるのか、ゆっくり食べるのかといった要素も、消化器系への負担に影響を与えます。(誰と食べるか、といった心理的な要因も消化に影響を与えることがありますね。)
なぜ食べ過ぎると肩がこるのか?
当院に慢性的な肩こりで来院された、ある患者さんの例を見てみましょう。
この方は晩ご飯を遅い時間に食べ、さらに寝る前に習慣のように間食を摂ってしまうとのことでした。
一日中遅くまで働き、遠距離通勤をされている彼女は、食べることで疲労感を和らげようとされているのかもしれません。
しかし、日付が変わる頃ようやく睡眠に入ったあたりから、患者さんの胃腸は消化活動でフル回転になります。
脳や骨格系が睡眠をとって休んでいるのに、胃腸は盛んに働いている状態です。
私たちの筋肉や脳が疲労回復するためには、十分な血流が必要です。血流によって「老廃物」が流され、「栄養物」が送り込まれることで、身体は回復します。
ところが、消化活動にも大量の血流が送り込まれなければならない状況になっているわけですから、その分、筋肉や脳への血流の割り当て量が減ってしまうのです。
これにより、脳や筋肉の回復は十分に進まず、胃腸もやっと活動を終える頃には、朝が来てしまいます。
この状態が長く続けば、慢性的な肩こりや、その他のさまざまな不調が起きても無理はありません。
現代人に必要なのは「引き算」の栄養学
体の不調を感じると、私たちはつい「体に良いもの、栄養のあるものを摂ろう」と考えがちです。薬品やドリンク剤、サプリメントなどがその代表例ですね。
しかし、食べ過ぎによって胃腸がオーバーワークになっているとき、本当に必要なのは「足し算」ではなく「引き算」です。
当院では、あえて摂取しないことで胃腸を休ませ、体を回復させる「マイナスの栄養学」が時には重要だと考えています。
もし「食べ過ぎてから肩や腰が重い、痛い」と感じたら、ご自身でできる以下の方法を試してみてください。
胃腸を完全に休める
次の食事を1回抜いてみる、あるいは白湯などでお腹を落ち着かせ、消化活動を一度ストップさせてみてください。
消化に奪われていた大量の血流が本来の目的である「筋肉の疲労回復」へと回り始めます。
ぬるめのお風呂にゆっくり浸かる(食後1時間以上あけてから)
シャワーで済ませず、38〜40度ほどのぬるめのお湯に浸かることで、副交感神経が優位になり、全身の血管が広がって筋肉のコリがほぐれます。
「なんとなく背中が張る」「腰がいつもより重い」と感じたら、それは胃腸からのSOS(体表のサイン)です。その日は食事の量を腹六分目に抑え、温かいお風呂に浸かって早く寝るなど、体を労る選択をしてください。
食べ過ぎが引き起こすその他の不調
食べ過ぎによる内臓の疲労は、肩こりや腰痛以外にも以下のような気になる症状となって現れることがあります。
- 頭痛
- 肘の痛み
- 首が回りにくい
- すぐに疲れる
- お休みはほぼ寝たきり
- 手足からの異常な発汗
これらの症状は、病院に通院しても根本的な治療につながりにくいと感じることがあります。そもそも何科の症状なのか、と疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。
身体の不調に隠れた「原因」を一緒に見つけましょう
当院では、単に痛む部位をマッサージしてその場をしのぐのではなく、東洋医学に基づく丁寧な問診と触診を行い、患者さんの生活習慣全体に目を向けた「根本原因の改善」を目指しています。
「食べ過ぎ」や「ストレスによるダラダラ食べ」が原因で肩こりや腰痛を抱えている方にも、食事の時間や内容、摂り方といった生活指導も含めて、時間をかけて丁寧に対応させていただきます。
土日祝も夜21時まで営業しておりますので、お仕事終わりやお休みの日など、ご自身のライフスタイルに合わせてお気軽にご相談ください。
大阪市住之江区の「住之江公園」駅から徒歩1分にある谷本指圧治療院が、あなたの「再発しない身体作り」をお手伝いいたします。


