そこ(肝臓) きもちいいなぁ・・・
日常雑感ブログ
当院では、どの患者さんにも 腹診といって お腹を触診させていただいています。
先日も 首と肩が痛い と言って来られた女性の患者さん。
お腹を診させてもらうと、まさに氷のように冷たい。詳しく尋ねると、ひどい便秘と生理不順があるとのこと。
患部はもちろん施術しますが、腹部内臓を良い状態にもっていくことで、なお治療効果はあがります。
腰痛や頭痛の場合でも、腹部内臓の状態を把握しておくことは、非常に大切なことです。
そして本日の患者さん。
経営者の立場で、ストレスフルな毎日を送られています。
いつもどおり腹診すると、肝臓が腫れておられる。
肝臓は右の上腹部を満たす かなり大きな臓器です。
それでも大部分は 肋骨で囲まれた胸郭の中におさまって、上向きに寝た場合に肋骨弓から 大幅に『はみだす』ことはありません。
しかし 普段よりも「はみだして」おられる。それも 二横指分くらい・・・
そこで 肝臓を指圧したところ
「そこ、気持ちいいなぁ・・・」と いわれました。
肝臓を栄養する、固有肝動脈や門脈を重点的に「指圧」することによって、少しかたい 抵抗のある 手触りが、徐々にやわらいできます。
いうまでもなく 肝臓は大切なはたらきを担う 重要な臓器です。
過度の飲酒、睡眠不足、過労、強い持続するストレス などで、肝臓の 手触りは変わってきます。
「肝臓が こっている」などというと、お叱りを受けるかもしれませんが、そんな印象が確実にあります。
「肝臓の こり を ほぐしに おいでになりますか?」 (笑)