かかとが痛い❗️
50代の女性
夜中目覚めて、トイレに立とうとしたら、左のかかとに強い痛みを感じて立てず、四つ這いになって動かれた。
再び横になると痛みは消えて、睡眠はとれたと。それでも朝になり立つと、夜中ほどではないものの痛む。ただ、ごまかしごまかし朝の用事をこなしているうちに痛みは軽くなって仕事にも行けた。
その後も、長い時間座っていて立ち上がると、やはりかかとに強い痛みが出て、夜間も同様の日々が続いて、来院されました。
踵(かかと)の痛みには、いくつかの原因が考えられます。
⚫︎足底腱膜炎
⚫︎アキレス腱炎
⚫︎踵骨棘
⚫︎疲労骨折
などがあります。
この方のように、「最初の第一歩」が痛むのは、
足底腱膜炎の特徴的な症状です。長時間立っていると痛んでくる場合もあります。
足底腱膜は足の裏、踵から5本の足の指の付け根に向かって扇状に縦に走る分厚い膜です。足底で板バネのような役割をはたし、足裏のアーチを作り出します。その膜が踵の骨に付着しますが、かなり強い力がかかりますから負担がかかりすぎると、その付着部に小さな損傷が起きる事があります。
小さな損傷がすぐに治れば問題ありませんが、加齢や体重増などですぐに治らずにいると強い痛みが出てしまうようです。
対処法は、安静にする、足底にクッションを入れる、等言われますが
なかなか痛みがとれないようです。
当院では、やはり全身の状態から確認していきます。
それまで何もなかったのに、急に痛み出す。何らかのテンションが踵にかかっていないかを丁寧に見ていきます。
腰の状態、脚の後面の状態、さらに大切な点は、足首の骨(足根骨といわれ、7種類から成り立つ)の組み合わせです。
自由に動く骨同士ではありませんが、何らかの理由で微妙にずれて、今まで当たっていなかった部位が足底から地面に触れてしまい、痛みの引きがねになっていると考えています。
その足根骨の並び方(アライメント)を調整することで、痛みが軽減される方が結構おられます。
幸い、冒頭の患者さんも一回の施術で、治まっていただけたようです。
